ついに出版!「口腔ケアハンドブック」


著書が出版されました

「口腔ケアハンドブック」表紙写真(クリックで詳細)


書名:「口腔ケアハンドブック 歯科の知識と介入レベル別口腔ケア」

シリーズ名:ホームヘルパー現任研修テキストシリーズ12
著者:菅 武雄
出版社:日本医療企画(http://www.jmp.co.jp/)
ISBN4-89041-572-6
出版年月:2002年9月
定価:952円

コメント:
 この本は,栄養士向けの専門雑誌「ヘルスケア・レストラン」に連載していた「食の歯科的アプローチ」をケアワーカー(ヘルパー)向けに加筆修正したものです.内容としては,サブタイトルにあるように,歯科の知識一般についてと,口腔ケアに関する新しい試みを書きました.
 現任ヘルパー対象という範疇の歯科の本は,今まできちんとしたものがありませんでした.特に,ある程度の知識を持った現場のヘルパーさんが,次のステップを目指して勉強しようと思ったときに利用できる本が無かったのです.これは盲点でした.入門書か専門書というのでは,歯科の知識が普及しないのも当たり前です.そこで,今回の企画はその中間に位置するレベルに的を絞りました.これは現任研修テキストというシリーズの第12番目の本です.

 歯科の知識の部分では,今まで語られてきた歯科疾患を別の角度から分析して解説しました.例えば,歯の欠損を老化や疾病としてでなく,後遺障害としてとらえ,リハビリテーションの概念や道具としての義歯を考えたのです.障害モデルに関しては,少し情報が古かった(!)という反省もありますが,歯科の分野に新しい考え方を導入できたのではないか,と自負しています.
 さらに新しい試みとして,「介入レベル別口腔ケア」という概念を導入して紹介しました.これは,今まで曖昧にされてきた口腔ケアの道具や方法について,単なるノウハウ本でなく,理論的に考えてゆこうとした中で出てきたオリジナルのアイデアです.介入の理論についても,オリジナルの理論展開ができたと思っています.この部分は第2版では,さらに拡張してゆきたいと考えています.

 この本を創るにあたって,ノウハウ本だけにはしたくなかった.ノウハウは,その時だけの使い捨ての技術に過ぎません.巷に溢れている口腔ケアを標榜した書物は,その多くが単なるノウハウの域を出ていないと思います.誰かの工夫を読んだところで,本当の意味での進歩はあり得ない.その基盤を伝える必要があるとずっと思っていました.


インターネットでも購入できます.http://www.jmp.co.jp/shoseki/help/gennin.html


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口腔ケアハンドブック